石井雅史

[パラサイクリング]

日本競輪学校第72期生として、日本競輪選手会・神奈川支部に在籍していた2001年7月、ロードワーク中に乗用車と正面衝突し、頭蓋骨骨折などで意識不明の重体に陥ってしまう。 事故から約1か月後に意識は回復したが、脳外傷の後遺症により言語障害や記憶障害が生じてしまい、また左脚が不自由な状態となった。 だが再び自転車に乗れるようにまで身体が回復したことから競走への復帰を目指していたが、 高次脳機能障害との診断が下ったことにより事実上のドクターストップがかかり、競輪選手として現役続行が不可能となった。 引退時から関係団体や知人の紹介により、パラサイクリングに取り組むようになった。 最初はまっすぐ走ることすらままならない状態だったが、 2006年、スイス・エーグルで行われたIPC世界選手権でトラック1kmタイムトライアル (以下TT) で銀メダル、3km個人追抜で銅メダル、ロードTTで銀メダルを獲得。 2007年、フランスのボルドーで開催されたUCIパラサイクリング世界選手権の1kmTT (CP4) において、1分9秒274の世界新記録をマークして優勝。

2008年の北京パラリンピックでは、1kmTT (CP4) にて、1分8秒771の世界新記録をマークして日本人選手として同大会最初の金メダリストに輝いた。

主な戦歴

2006年
スイス・エーグルIPC世界選手権TT 銀メダル、3km個人追抜 銅メダル、
ロードTTで銀メダル

2007年
フランス・ボルドーUCIパラサイクリング世界選手権の1kmTT (CP4) 世界新記録で優勝、
ロードレース3km個人追抜2位

2008年
北京パラリンピック 3km個人追抜 (CP4) 銀メダル、
1kmTT (CP4) 世界新記録で金メダル、
ロードTT銅メダル

2010年
アジアパラ競技大会4km個人追抜(男子C4-5)・
個人ロードTT(男女混合C1-5)で各銀メダル

2012年
ロンドンパラリンピック代表選手選出、男子トラック1kmTT(C4-5)6位、
男子個人追抜(C4)9位、
男子ロードTT(C4)で11位

2015年
11月 ジャパンパラサイクリングカップ2015
・男子C4-5 1kmタイムトライアル 準優勝
・混合C チームスプリント 準優勝
・男子C4-5 4km個人追抜き 優勝

2016年
リオパラリンピック 男子1000mタイムトライアル(運動機能障害C4、5) 6位入賞

2016年
10月現役選手からの引退を宣言



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